つわりが起きる時期

 

つわりは、妊娠初期に、妊婦の約5割から8割の方に起こる吐き気や嘔吐のことをいいます。

一般的に5週頃から始まり、胎盤の出来る15週頃には落ち着くことが多いのですが、人によっては出産まで続く場合もあるようです。

つわりに鍼灸をおためしください

つわりのさまざまな症状

 

つわりにはさまざまな症状があります。

  • 吐き気のため食欲が低下する「吐きづわり」、
  • 又は常に食べていないと気持ち悪くなる「食べづわり」、
  • 唾液の分泌が増加して飲み込めない「ヨダレづわり」
  • 全身の倦怠感、眠気がおきる「眠りづわり」 など…

いづれにしても憂鬱になる症状ですね。

 

つわりの原因

 

つわりの原因は、残念ながら不明です。

  • ビタミン不足
  • 代謝の変化
  • ストレスなど心因性
  • ホルモンバランスの乱れ など

諸説ありますが、明確にはわかっていません。

ただ、これらの要素が誘因となり、自律神経(交感神経と副交感神経)の働きを乱し、症状が悪化することがあるので、交感神経と副交感神経の乱れを引き起こさないように、生活習慣などを見直していくことが大切かもしれません。

 

簡単に取り入れられるつわり対策

 

次のような工夫をしてみると良いかもしれません。

  • 食事が摂れないときは、無理をせず少量に分けて摂るようにしてみましょう。
  • スポーツドリンクや炭酸水は、胃腸をスッキリさせてくれるかもしれません。
  • 生姜や酸味の強い物は、吐き気を抑えてくれることがあります。
  • 「食べづわり」には、さつま芋の煮物や小さいおにぎりなどの炭水化物を用意しておき、小腹が減ったらすぐにつまめるようにする。

 

ツボでつわり対策

「内関」というツボがおすすめです。

内観は、手首の内側で、手首のシワから指3本分上(肘寄り)にあるツボです。

不安などの精神面を落ち着かせる安神作用があり、吐き気などを抑える作用が期待できます。

内関はつわりに効果的

鍼灸治療では、血流循環を促し、副交感神経の働きを助ける効果もあるのでぜひおためしください。

※水分が取れず飲んでもすぐ吐いてしまう、体重が5㎏以上減少してしまった場合は、自己判断せず医師にご相談下さい。