妊娠後期に感じる胎児のしゃっくり

妊娠後期になると、胎児(お腹の中の赤ちゃん)は、しゃっくりをすることがあります。
しゃっくりは、横隔膜の痙攣で、「赤ちゃんが誕生後、自力で肺呼吸するための練習」とも言われています。

妊婦さんは、お腹の中で、赤ちゃんが「ピクッピクッ」と、規則的なリズムでしゃっくりをしているのを感じ、とてもかわいい、愛おしいと思うことができます。
赤ちゃんの胎動やしゃっくりを感じることができるのは、妊婦さんならではの、特権と言えます。

しゃっくりと胎動は、勘違いしがち

胎児(お腹の中の赤ちゃん)のしゃっくりを、手や足がムニュムニュ動く胎動と勘違いすることがあります。
妊婦さんがいつもと違う位置から感じるしゃっくりを胎動だと錯覚し、「逆子になってしまったのかしら?」と心配してみたり、また反対に、逆子と診断された後に感じれば、「逆子が直ったのかしら?」と嬉しく思ってしまう方も少なくありません。

しかし、残念ながら、しゃっくりの感覚や、しゃっくりを感じる位置では、胎児(お腹の中の赤ちゃん)が、逆子なのか、それもと、逆子が直ったのか、などを判断することはできないのです。

しゃっくりだけでは胎児の姿勢や位置はわからない

横隔膜は、肺の下、胃の上にある膜です。ちょうど体の中央にあります。
胎児(お腹の中の赤ちゃん)は、正常な状態では、重たい頭を下にして、丸くなった姿勢をしています。
この姿勢は、出産時の産道に近い部分が、赤ちゃんの頭である、という意味で「頭位」といいます。

しゃっくりだけでは胎児の姿勢や位置はわからない

反対に、逆子では、赤ちゃんは頭を上にした姿勢をしています。
体を丸めた姿勢でいるため、産道に近い部分は、赤ちゃんの骨盤(お尻)となるため「骨盤位」といいます。

正常な頭位であれ、逆子の骨盤位であれ、赤ちゃんは体の中心(横隔膜付近)を中心軸として、クルクルと回ったり、頭と足の位置を上下に変えたり、グニュグニュと動いて、左右を反転したりすることはありますが、体の中心部にある横隔膜の位置は、ほとんど変わりません。

ですから、横隔膜から発するしゃっくりの感覚や、しゃっくりを感じる位置からは、胎児(お腹の中の赤ちゃん)の姿勢を判断することはできないのです。

しゃっくりは胎児が成長している証拠

胎児(お腹の中の赤ちゃん)のしゃっくりを感じる位置は、お腹の中(お臍の下の方の位置)で感じるだけではなく、時に、しゃっくりの振動が肋骨の方に響くこともあり、上の方の位置で感じることがあります。
それが、赤ちゃんの足のキックや、手のパンチなどの胎動に感じる場合もあります。

また、しゃっくりは、短い時間だけのこともあれば、30分以上も続くこともあります。
しゃっくりが長く続いてしまうと心配に思ってしまいがちですが、妊娠中におきる様々な現象は、何ごとも、赤ちゃんが健やかに、そして、少しずつ着実に成長している証拠なのです。

少しでも心配に思うことがあれば、妊婦健診の際に、医師または助産師に問合せし、安心して過ごしていきましょう。

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